オンタリオの日記帳

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【読書レビュー】わたし、定時で帰ります。その2

 

わたし、定時で帰ります。 (新潮文庫)

わたし、定時で帰ります。 (新潮文庫)

 

 

本文から気になったフレーズを抜き書きしてみます。

 

「仕事っていうのはねえ、死ぬ気でやらなきゃいけないんですよ」

 

死ぬ気でやったら死んでしまいます。

死ななくても病気になってしまいます。

そこまでやる必要はないので、絶対にこういう考え方は

駆逐するべきだと思います。

 

「(中略)信じるしかないんだよね、今日の自分は精一杯やったって。明日の自分はもっと仕事ができるようになるって。無理やりそう信じて、定時に帰っているんだよ」

 

ダラダラいくらでも続けられるからこそ、どこかで踏ん切りをつけなければならない。

なので、この気持ちは定時でよく帰る人であれば、

共感できるのではないだろうか。

 

「仕事はどんどん前倒ししてこう。そうすれば体調が悪い時も、家族に何かあった時でも、遠慮なく休める。行きたい時に温泉にだっていける」

 

行きたいときに温泉にいきたいと思う今日この頃。

熱海や箱根は遠いからね。

 

すこし、話を膨らませます。

この本のどこかにあったと思うが、「自分の生産性が悪いのを他人に知られるのが怖い」ので、数値を発表したくなくなる、という心理、かなりあると思う。

 

仕事のスピードが遅くても、残業していれば、なんとなく熱心なんだな

と思う。残業していればきっちりやって帰る人なんだなと思う。

一面では正しいと思うのだけれど、やはり釈然としない。

タイマーで時間はかって仕事をすればよいのに。と僕は思ってしまいます。

職場の観察を今までしてきて、やはり40代とかの人にはこれは多いと思います。